セリエA第3節 vsナポリ

 開幕戦をドローで終えたミラン、第2節はアウェーでのナポリとの対戦でした。昨シーズンの中盤並みに怪我人が続出ということで、アクイラーニに続きノチェリーノも先発出場でそういう意味では楽しみな試合です。

 開始早々はお互いスペースを使いまくっての打ち合い。ミランはポゼッションからサイドに開いてという得意のパターン。ナポリの方は突破力のある少人数でのカウンターとちょっと大味な試合になる予感がしたと思っていたら案の定ミランが先制。ラツィオ戦で1対1を外していたアクイラーニにとっては嬉しい移籍後初ゴールとなりました。セットプレーから見事にやられて追いつかれるも依然として速いペースでの試合運びは続きます。ただミランが握ってるだけではなくてナポリが割と自由にやらせてくれていた印象。

 というのもミランはゴール前で前を向いてボールが収まらない。パトがボールを引き出そうとするもタイミングが合わず今ひとつな攻撃しかできませんでした。この辺パトひとりでは厳しいのか。ひとりでなんとかしちゃうイブラが恋しくなるところです。アクイラーニはまだ馴染めてないなんて言い訳してないでさっさと動いてスペースを作るか1対1でちゃんと決めてください。


 後半3点目をとられてからはカウンターを恐れてか引いて守ってしまったこともあってペースダウン。審判も含めたアウェーの雰囲気も相まって完全に押さえ込まれしまいました。エルシャーラウィもこの状況で出てきて打開するまでには至らず。何度かチャレンジはしていたんで期待はできそうですけどね。そう考えると最初から「イブラヒモビッチのチーム」だった昨シーズンはすごかったなと。


 結果としてはナポリの術中に完全にはまってしまいましたね。モウリーニョインテルでひとつの完成形を見た守備的スタイルはまだまだ有効なんでしょうか。11-12シーズンも始まったばかり、まずは1勝が見たいです。